◎カラコンの製造方法
2024年2月9日更新
カラコンの製造は、①材料調達→②着色→③レンズの成形→④重合→⑤膨潤→⑥滅菌という6つの工程で成り立っていますが、安全なカラコンを選ぶのにまず大切なのが、レンズの品質にかかわるレンズの成型方法です。
カラコンの製造は、①材料調達→②着色→③レンズの成形→④重合→⑤膨潤→⑥滅菌という6つの工程で成り立っていますが、安全なカラコンを選ぶのにまず大切なのが、レンズの品質にかかわるレンズの成型方法です。
日本で販売されているカラコンは、おもに「キャストモールド製法」「セミキャストモールド製法」「スピンキャストモールド製法」の製法で作られています。
モールドとは型や鋳型、キャストは鋳造や流し込むと言った意味で、おわん状の型にコンタクトの素となる材料を流し込んで作る製法になります。
モールドとは型や鋳型、キャストは鋳造や流し込むと言った意味で、おわん状の型にコンタクトの素となる材料を流し込んで作る製法になります。
◯キャストモールド製法
おわん状の型にレンズの原料を流し込んで、上からプレスして固めることでレンズを作成します。
カラコンの色素も一緒に流し込んで作るので、薄くて軽い付け心地のレンズが完成します。
予め型が決まっているので、材料さえあればカラコンの大量生産が可能のため、比較的安く販売することが可能です。
レンズが薄いため扱い方によっては破損しやすいので、こすり洗いが不要なワンデータイプのカラコンで採用されています。
着色部分がしっかりレンズのなかに閉じ込められているため、安全性も高いとされています。
カラコンの色素も一緒に流し込んで作るので、薄くて軽い付け心地のレンズが完成します。
予め型が決まっているので、材料さえあればカラコンの大量生産が可能のため、比較的安く販売することが可能です。
レンズが薄いため扱い方によっては破損しやすいので、こすり洗いが不要なワンデータイプのカラコンで採用されています。
着色部分がしっかりレンズのなかに閉じ込められているため、安全性も高いとされています。
◯セミキャストモールド製法
キャストモールド製法を進化させた製造方法で、原理はキャストモールド製法と同じですが、カラコンの色素の着色の方法が異なります。
キャストモールド製法では、カラコンの色素を一緒に流し込んで着色するのに対し、セミキャストモールド製法ではレンズの外側を着色した後に、特殊なポリマー素材で薄く覆って作られています。
キャストモールド製法よりも、さらに薄さを表現することが可能になっていますが、その分レンズの強度は弱いのがデメリットとしてあげられます。
キャストモールド製法では、カラコンの色素を一緒に流し込んで着色するのに対し、セミキャストモールド製法ではレンズの外側を着色した後に、特殊なポリマー素材で薄く覆って作られています。
キャストモールド製法よりも、さらに薄さを表現することが可能になっていますが、その分レンズの強度は弱いのがデメリットとしてあげられます。
◯スピンキャスト製法
スピンキャスト製法は、キャストモールド製法などと同様に、型を使用してレンズを作成しますが、スピンキャスト製法は遠心力を駆使してレンズを作る方法です。
中心にかけて薄くなるようなデザインで、色素部分は黒目につかない設計になっています。
安全性は高いものの、万が一不良品等でカラコンの色素が漏れてしまった場合はトラブルにつながる可能性があります。
中心にかけて薄くなるようなデザインで、色素部分は黒目につかない設計になっています。
安全性は高いものの、万が一不良品等でカラコンの色素が漏れてしまった場合はトラブルにつながる可能性があります。
〇〇モールド製法と言われているものは、いずれも色素がなかに閉じ込められているので安全性はありますが、薄ければ薄いほど漏れなどのリスクが高まるとされています。
◎カラコンの着色方法
カラコンは、レンズに着色された色やデザインによって瞳の印象を変えることができますが、着色した色素が目に触れることでトラブルが起きてしまうことがあるため、どのような着色方法で作られたカラコンが安全なのか、知っておくことが大切です。
カラコンの着色は、おもに「サンドイッチ構造」「プリント方式」「ラップイン構造(浸透方式)」という3つの方法で行われています。
カラコンの着色は、おもに「サンドイッチ構造」「プリント方式」「ラップイン構造(浸透方式)」という3つの方法で行われています。
○サンドイッチ構造
レンズ素材とレンズ素材の間にカラコンの色素を挟み込んで作る製法です。
着色された部分がレンズの中に閉じ込められているので、色素沈着の可能性が少なく、もっとも安全性が高い設計となっています。
サンドイッチ構造で作られたカラコンは強度が高いので、繰り返し洗って利用する1ヶ月用や3ヶ月用など長期装用のカラコンに採用されていることが多いです。
2枚のレンズを重ねて作っているため、完成したレンズは厚みがあり、人によってはつけた時に目に違和感を感じてしまうというデメリットがあります。
着色された部分がレンズの中に閉じ込められているので、色素沈着の可能性が少なく、もっとも安全性が高い設計となっています。
サンドイッチ構造で作られたカラコンは強度が高いので、繰り返し洗って利用する1ヶ月用や3ヶ月用など長期装用のカラコンに採用されていることが多いです。
2枚のレンズを重ねて作っているため、完成したレンズは厚みがあり、人によってはつけた時に目に違和感を感じてしまうというデメリットがあります。
○プリント方式
レンズ素材でコーティングした色素を、レンズに直接プリントして着色する製法で、型に置いた色素部分の上からレンズ素材を流して作られます。
色素部分はコーティングされているものの、サンドイッチ方式や浸透方式と比べると内包性が低いため、コーティングがはがれて色素が瞳に触れてしまうといったトラブルがおきる可能性があるため安全面おいて不安が残る方式です。
色素部分はコーティングされているものの、サンドイッチ方式や浸透方式と比べると内包性が低いため、コーティングがはがれて色素が瞳に触れてしまうといったトラブルがおきる可能性があるため安全面おいて不安が残る方式です。
○ラップイン構造(浸透方式)
レンズ素材でコーティングした色素を、レンズの中に浸透させて着色する製法です。
プリント方式と同じく、型に置いた色素部分の上からレンズ素材を流して作り、さらにレンズ内へ浸透させます。
プリント方式よりは内包性が高いものの、色素部分とレンズ素材の表面との距離を調整することができません。
サンドイッチ方式よりもレンズに厚みがでないためつけ心地は良くなりますが、色素の内包性は不安定になってしまう製法です。
プリント方式と同じく、型に置いた色素部分の上からレンズ素材を流して作り、さらにレンズ内へ浸透させます。
プリント方式よりは内包性が高いものの、色素部分とレンズ素材の表面との距離を調整することができません。
サンドイッチ方式よりもレンズに厚みがでないためつけ心地は良くなりますが、色素の内包性は不安定になってしまう製法です。
◎カラコンの内包性(キャストモールド製法/サンドイッチ構造)
ほかにも安全性の高いカラコンを選ぶためには「内包性」がどのくらい安定しているかも大きく関わってきます。
カラコンの「内包性」とは、着色部分がレンズ内部にどれだけ安定して閉じ込められているかということで、内包性が安定しているほど安全性の高いレンズとされています。
カラコンの着色部分の成分が目に触れることで起こるトラブルもあるので、リスクを減らすために内包性の高いカラコンを選ぶのがポイントになります。
キャストモールド製法で製造されたカラコンや、サンドイッチ構造で着色されたカラコンは、内包性が安定しており安全性が高いカラコンとされています。
キャストモールド製法のカラコンは大量生産に向いており価格設定も低めなので、安全且つ安さも重視して選ぶときはキャストモールド製法のカラコンをおすすめします。
皆さんはカラコンを購入するとき、何を基準にして選んでいますか?
好みのカラーやデザイン、レンズにおいけるフチのありなしなど、自分好みの見た目でカラコンを選んでいる人も多いかと思います。
まず、カラコンを選ぶ基準のひとつとして知っておいていただきたいのが「安全性」です。
安全性とひとことで言っても、何を持って安全と言えるかわからないですよね。
今回は、カラコンに潜む危険性とカラコンの製造方法からわかる、安全なカラコンの選び方をご紹介します。
カラコンの「内包性」とは、着色部分がレンズ内部にどれだけ安定して閉じ込められているかということで、内包性が安定しているほど安全性の高いレンズとされています。
カラコンの着色部分の成分が目に触れることで起こるトラブルもあるので、リスクを減らすために内包性の高いカラコンを選ぶのがポイントになります。
キャストモールド製法で製造されたカラコンや、サンドイッチ構造で着色されたカラコンは、内包性が安定しており安全性が高いカラコンとされています。
キャストモールド製法のカラコンは大量生産に向いており価格設定も低めなので、安全且つ安さも重視して選ぶときはキャストモールド製法のカラコンをおすすめします。
皆さんはカラコンを購入するとき、何を基準にして選んでいますか?
好みのカラーやデザイン、レンズにおいけるフチのありなしなど、自分好みの見た目でカラコンを選んでいる人も多いかと思います。
まず、カラコンを選ぶ基準のひとつとして知っておいていただきたいのが「安全性」です。
安全性とひとことで言っても、何を持って安全と言えるかわからないですよね。
今回は、カラコンに潜む危険性とカラコンの製造方法からわかる、安全なカラコンの選び方をご紹介します。
◎安全なカラコンの選び方をご紹介
カラコンを選ぶとき「目に傷がついたり細菌が入ったりしないか」「海外サイトから購入して使っても大丈夫なのか」など不安になることもあると思います。
最近では、コンタクトレンズを取り扱っている眼科以外にも、大型量販店やドラッグストアなどで気軽にカラコンが買えるようになりましたが、安全なカラコンの選び方を自分で知っておかないと、いざというときにトラブルに見舞われてしまいます。
若い世代を中心に気軽にオシャレが楽しめるカラコンですが、2009年までは「雑貨」として取り扱われていました。
しかし、説明書通りに正しいカラコンのケアをしなかったり、安さを重視して安全性の低い粗悪品のカラコンを使用してしまったことによる目のトラブルや病気などが若者を中心に多く報告され問題になりました。
そのような背景があったことから、2009年11月4日以降コンタクトレンズは「高度管理医療機器」の取り扱いに変更されました。
「高度管理医療機器」とは、医療機関で使われている人工呼吸器や、身近なものだと補聴器と同じ取り扱いになります。
カラコンが安全かどうか判断するためには、コンタクトレンズやカラコンのパッケージの裏に「高度管理医療機器承認番号」が記載されているか確認をしましょう。
正確に記載があれば定められた規定の範囲で製造された商品であることが証明されるので、安全性の高いカラコンと言えます。
【注意!!】
海外製で見たことのないパッケージなど、安全性が確立されていないカラコンを選んでしまうと、目が充血したり角膜や粘膜が傷つくなど思わぬ目の病気やトラブルへつながる可能性があります。
そのためカラコンを購入する際には、安全なカラコンかどうか見極めることが重要で、カラコンの「製造方法」と「着色方法」の2つを知っておいてくださいね!
◎安全性の高いキャストモールド製法カラコン
【TwinkleEyes1day UV+】
トゥインクルアイズワンデーUV+は、10年以上のロングセラーブランド。
瞳に優しく、安全に使用するのにおすすめです。
【Angelcolor Bambi 1day】
益若つばさプロデュース♡
新提案の二重リングフチが太フチ感をださずにこっそりちゅるんとぱっちり仕上げに♡
新色も続々追加している、人気ブランドになります。
【TOPARDS】
こっそり瞳を大きくして誰でも可愛くなれる、デートシーン向けの万能レンズが多数!
さっしープロデュース!!愛され瞳♡ 乱視用もあります!
◎まとめ
安全なカラコンを選ぶには、カラコンの製造方法と着色方法を知ることが大切なポイントです!
そのなかでも大量生産が可能で安く購入することができ、色素沈着のリスクが低い「キャストモールド製法」で作られたカラコンは安全性が高いとされています。
それに加えて、日頃から丁寧なカラコンのケアを心掛ければ、さらに安全にカラコンを楽しむことができます♪
カラコン総合通販サイトトゥインクルモールでは、キャストモールド製法を採用した安全性の高いカラコンを通販しています。今回紹介したカラコン以外にも、さまざまなシリーズが展開されているので、ぜひ自分のお気に入りの1枚を見つけてみて下さいね☆
ーー執筆者ーー
高度管理医療機器管理者:井上 沙弥香