「高含水」と「低含水」とは?
カラコンを選ぶ時に、含水率って聞いたことはありますか?
含水率は、レンズがどれだけ水分を含んでいるかを示す数値であり、目の快適さやレンズの適切な機能に大きな影響を与えます。
今回はカラコンライフを楽しむために、含水率について詳しくお伝えいたします^^
今回はカラコンライフを楽しむために、含水率について詳しくお伝えいたします^^
含水率は、高含水と低含水の2つの言葉に分けられます!
高含水とは、多くの水分を含んでいる含水率が50%以上のレンズ
低含水とは、多くの水分を含んでいる含水率が50%未満のレンズ
高含水のメリット
★快適さ★
目の表面に水分を保持する能力が高いため、通気性が低い低含水レンズよりも通気性が高く、一般的に快適に着用できます。
★初めてのユーザーに適している★
初めてコンタクトレンズを使用する人にも比較的適しています。目の適応がしやすいとされています。
※ただし、水分量が多いため着け心地が良く、瞳に自然に馴染みますが、その特徴として、レンズが水分を吸収しやすい構造になっているため、水分が不足すると目が乾きやすくなります。
★レンズ表面の滑らかさ★
表面は滑らかで摩擦が少ないため、眼の疲れや不快感を軽減します。特にコンピューターやスマートフォンを多用する人に適しています。
低含水のメリット
★酸素透過性★
一般的に高含水レンズよりも優れた酸素透過性を持っています。ドライアイの方に比較的使いやすくなっております。
★クリーンレンズ★
水分を少なく含むため、細菌の繁殖や汚れが少ないことがあります。これにより、清潔な状態を維持しやすく、感染症のリスクが低減します。
★長時間装用★
一般的に眼に適応しやすいとされています。そのため、長時間装用中でも快適さを維持しやすいです。
含水率を選ぶ5つのポイント
オシャレを楽しみながら、目の健康に気を付けてカラコンを選びたいですよね!
自分の目に合った含水率のレンズを選ぶことが、大切です。
これから含水率について5つのポイントに分けて説明するので、ぜひカラコン選びの1つとしてチェックしてください。
POINT1「目の快適さ」
カラコン選びにおいて、目の快適さを保つ大事な要素の「含水率」。カラコンが目の表面でこすれず、目が乾燥しづらくなります。
一般的に、含水率が高いカラコンは、目にとって快適な選択肢だけど、あまりに高すぎると逆に目を乾燥させることもあるので、自分に合った含水率のカラコンを選ぶのが大切です。
POINT2「使用目的に合った含水率」
カラコンの使用目的に応じて含水率を選ぶことが重要です。例えば、初めてカラコンを使用する方は含水率が高めのものが適しています。目の水分を吸収しにくく目が乾きにくい低含水は、毎日使いする方に適しております。一方で、視力補正のためにカラコンを使用する場合は、含水率を医師と相談の上で選ぶべきです。
POINT3「目の乾燥や不快感の傾向」
一部の人はドライアイの傾向がございます。ドライアイや長時間装用には含水率が低いカラコンを選ぶことが必要です。目の乾燥や不快感がある場合、やわらかくて目に馴染みやすい高含水率のカラコンは目の健康をサポートし、快適さ感じる方もおります。自身の目の特性を考慮することが重要です。
POINT4「カラコンの装着時間」
カラコンの装着時間も含水率の選択に重要な影響を与えます。日中長時間使う場合、含水率の低いカラコンが快適さ◎、つけ心地が変わりずらい傾向があります。
また、含水率の高いカラコンは初心者使いしやすいカラコンといわれております。
目の健康のために、定期的に休息を取ることが大切ですので、装用時間によって考えて使用してください。
POINT5「レンズの材質と含水率の関係」
カラコンの素材も含水率の選択に影響を与えます。最新の素材であるシリコーンハイドロゲルなどは、低含水率でも快適さを提供しやすいことがあります。
そのため、カラコンを選ぶ際には素材と含水率を組み合わせて考慮することも重要なポイントです。
|
|||
まとめ
<<まとめ>>これらのカラコンを選ぶ際に大切なことの一部です。カラコンを選ぶ際には、自分の目の健康、使う目的、装着時間、そしてレンズの素材と含水率のバランスを考えましょう。
カラコンの選択には個人差がありますので、最適なコンタクトレンズを見つけるためには、眼科医やコンタクトレンズの専門家と相談することが重要です。
快適で安全なカラコンの装着を楽しむために、含水率は非常に重要な要素であることを覚えておきましょう!
ーー執筆者ーー
高度管理医療機器管理者:井上 沙弥香